この感動をあなたにも

久しぶりにカスタマネタです。というのも、久しぶりに思いっきり走れる場所ができたのです。
インドアで絨毯のひいてないそこそこ広い場所って、体育館とか倉庫とか、一般の所ではなかなか少ないですよね。ところがつい先日、手狭になったため勤め先が引っ越しまして、設備も機械もまだまだ少ないまま。まさにうってつけの状態なわけです。はい。

ラジカンストラトスのボディを載せたショートホイールベースのカスタマは、こんな状態でお蔵入りしていました。どこをどういじったのかすら忘れてしまっていて、バッテリーをどうやって入れるのか、しばらく悩んでしまいました(苦笑)。
簡単におさらいすると、常時ターボ化、2SA2014/2SC5567にパワーダッシュの組み合わせで、ノイズ対策は受信基板に積層セラコンの追加のみです。タイヤはバクシードのディレッツァスポーツZ1。あとは各部ベアリング化と電飾の追加ってとこでしょうか。

タイヤですが、実は後輪だけ幅広の別のものに履き替えていました。たぶんカスタマのものでしょう。ニュートラルの状態にしたかったので、バクシードタイヤに換装しようと取り外すと、なにやらいやな感触。カスタマのタイヤがホイールの塗料を侵して、べたべたぬるぬるになっていました。前にも同じことしてるんですが、迂闊でした。

気を取り直してバッテリー装填。職場へ持ち込み昼休みを待ってアクセルオン。
…チャタ再発しました。かなりひどい状態です。
満充電の予備バッテリーに換えても、程度こそ違うもののチャタチャタかちかち。家に持ち帰って、パワーダッシュをカスタマ純正のハイトルクモータに交換してしまいました。

翌日、同じように走らせてみます。チャタは比較的よくなりましたが、電波の到達範囲もそれほど広くない。昼休み中走らせましたが、1パック使用しきれずに終了。ぜんぜん面白くない。やっぱりパワーダッシュに戻すことにしたのですが、気持ちよく走らせるためにはチャタ対策は必須です。

これまでのチャタ対策は主に、モータの発生するノイズをいかに抑えるかと、受信基板の対ノイズ性を上げることに重点を置いてきましたが、ここで初めて送信機側に手を入れることにしました。まるはさんのこの記事を実践することにしました。(直リンク大丈夫でしょうか?)
TY-X1335改造
送信機の基板 TY-X1335 のチップ抵抗 R1 をショートします。R1はそのままで適当なスズめっき線をハンダ付け。特に難しいこともなく作業はあっという間に終了。なお、電源ラインへの電解コンデンサの追加はしませんでした。

そして翌日、待ちに待った試走。効果は絶大でした。
見通し8mはホントですよ。

なお、まるはさんもおっしゃってますが、いままで送信機の改造をためらっていたのには、電波法という壁の存在があります。いわゆる「微弱な無線局」にあてはまるであろうトイラジの送信機を、出力アップしてしまったら法に触れるのではないかという懸念です。
でも、現状の送信機の元電圧は3.0Vで、TX2Cの供給最大電圧6.0Vの半分しかないことを考えると、それほど問題はないのではないかと思えてきます。もちろん、トイラジ専用カスタムICの供給電圧と、電波を発信する回路の相関関係は薄いとは思います。同じタイヨーのトイラジでも、RMX250なんかは006P使ってますしね。
ともかく、あくまで個人的な考えですが、たかだか見通し8mしか届かないあたりでほぼ問題ないのではないかと思います。(「思います」が多すぎですな)
もしこの手の情報に詳しい方いらっしゃったら、是非ご教授願いたいです。

さて、操作可能距離は飛躍的に伸びましたが、別の問題も発生しました。これについてはまたいずれ。

コメント

  1. かっちゃん より:

    ご無沙汰しています。
    久しぶりのカスタマネタですね。
    何台もある我が家のカスタマは、長い眠りについたまま、なかなか目覚める機会が訪れません。
    息子といえば、DSやら、ベイブレードやら、すっかりR/Cから離れてしまって・・・
    なんだか随分昔に、寝る間も惜しんで改造していたのはなんだったのでしょう。
    などと感傷に浸るのは置いといて・・・

  2. まるは より:

     ご無沙汰しています。深い眠りから目覚めたカスタマックスですね。(個人的にはすっかり忘れていましたが;;;)
    受信機の改造は頭をひねる以前に首を傾げてばかりでしたが、とりあえず一応の結果が出せたので、若干の問題はあるものの、すっきりした気分でしたが、よくよく考えてみると送信機にも手を加えていたというのを忘れている始末で、いやはやというところです。
    かっちゃんBlogではお世話になりました。
    ただ、元の状態でも20mも電波が届くとは驚きでした。家では壁越しで問題が出ますが、家の中は電気の配線や携帯やら家電品からの電波の輻射など様々な問題があるので、外ですと以外と問題が出ないようですね。
    ロッドアンテナだと、倍の距離となると、正しい長さの配線を付けると解決ということですね。(電波ですから当たり前といえば当たり前ですが)
    自分のBlogを見て、ふと気づきました。なにせ過去ログを見るのが大変で、まるで自分の部屋の中と同じように、たしかここらにあったなーというのと同様なのは、置いとて。。。
    送信機。実はまだ手を加えていました。増幅用トランジスタの供給電圧アップでした。ただ、フィルタを付けていないため、予定外に違う周波数の電波が出ている恐れがあるため、電波法の兼ね合いもあって公開しないままでした。
    痛し痒しといったところでしょうか。

  3. kyu より:

    ちょっと訂正があります。
    本文中で見通し8mと書いていますが、今日ちゃんと測ったところ、24m強は飛んでいるようです。それ以上は敷地の関係で計測不能でした。
    >かっちゃんさん
    40mですか。そりゃすごいですね。電飾のおかげでなんとかなってますが、20m以上離れると車体がどちらを向いているのか視認が難しいです。それが倍の距離ともなれば…
    実は次のステップで006P化しようかと考えていたのですが、今回コメントをいただいたのを期にあらためて@wikiを読んでみたら、あらら、かっちゃんさんがすでに実施していたのですね。過去に読んでいるはずですがすっかり忘れていました(汗
    >まるはさん
    R1の短絡は効果絶大です。逆に言うとカスタマは、受信基板よりも送信基板の低出力が問題だったといわざるを得ませんね。近いうちに、同じ周波数のラジカン送信機を試してみようと思います。
    ————-
    電波法なんていうしち面倒なものを持ち出してしまいすみません。正直なところ、電波法の何たるかもまったく知らないままこの記事を書いてます。
    いわゆるホビラジもトイラジも、法的にはまったく変わらないなんて話をきいたことがあるのですが、定かではありません。業務用のラジコン(農薬散布用のヘリコプターとか)は別格のようです。法的には、業務用かそれ以外かくらいの区別しかないらしいのですが。
    ただ、特に空モノのホビラジは混信やノーコン時の危険性が非常に高く、バンド表示以前の問題で、音もしない、機体も見えないトイラジは厄介者扱いされているみたいですね。もちろんおっしゃるとおりなんですが。
    無線LANの感度を上げるため、自作のアルミ箔アンテナを設置すると、法に触れるという噂もききます。メーカー純正のオプションアンテナなら許認可をとっているのでOKだとか。
    いやーっ、電波って難しいですね。

  4. まるは より:

    電波ってややこしいですね。
    調べ物しますと
    ———————————-
    •電波法第四条一号、
    施行規則第六条一号に規定する
    「免許を要しない無線局」に該当します。
    •送信電界は3m地点で500μV/m以下。
    (出力規定ではなく 電界強度規定です。)
    •到達距離は無障害状態で50m程度。
    ———————————-
    いわゆる、トイラジと称する物の電波強度規定のようで
    早い話が見通し50m以下であればOKという事らしく、
    カスタマックスは、規定を気にしすぎるあまり、
    電力を絞りすぎたという事でしょうかね(なんと適当な解釈
    ということで、「R1短絡」程度の改造であれば、目をつむる程度の事ですね。
    流石に電圧上げてのパワーアップはご法度なので、Blogなどで紹介しなくてよかったです。

  5. kyu より:

    おー、50m以下とは朗報ですね。これで気兼ねなく(以下略)
    ホビラジも免許はいらないと思いますが、50m以上はゆうに飛びますよね。これは別規定なんでしょうか。

  6. まるは より:

     あれからいろいろと調べ物をしたのですが、ホビラジとトイラジの明確な法令が見つかりません。そんな馬鹿な事があるかと思うのですが、同じ程度のものという扱いで、ひとくくりでした。
    片や数百メートルも飛ぶ物と数十メートル以内とでは、電力差など違いすぎるのに不思議です。

  7. kyu より:

    財団法人ラジコン電波安全協会のサイトに詳細が記載されていますね。でもトイラジとホビラジの違いについてはそれほど言及されていないように見えます。まったく不可解ですね。

  8. mokkori88 より:

    免許がいらないから微弱電波
    免許なしで電波使用するんだからそりゃ出力や帯域、周波数帯の制限はかかりますよね。
    意図的に出力する無線(特小なども)は空中線電力ですが、微弱電波はEMCの不要輻射(非意図的)と同じ電界強度なんですよね。
    不要輻射(非意図的)は予期せぬ・いらない電波ゴミなので、無免許で微弱なレベルで扱えるのも電波ゴミ扱い。
    空中線電力と電界強度は簡単に比例な計算ができない。
    電波暗室を自由に使えれば越したことはないでしょう。

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