ヘルメットにマイクとスピーカーを仕込む

まずジェッペル用のヘッドセットとして、前につくったダイソーフラットヘッドホンのスピーカー利用のダイナミックマイクを、エレクトレットコンデンサマイクに置き換えます。ペットボトルのフタはこのマイクには大きすぎるので、一から作り直すことにしました。

ガワにはこのインナー型のイヤホンを使います。もともとはケーブルクリップ部分が欲しくて買った携帯電話用ハンズフリーイヤホンマイクですので新規購入はゼロ。さらにエレクトレットコンデンサマイクも使うのでかなりエコですな。

イヤホン部を分解。中に入っているスピーカーは不要です。

前と同様にPVCチューブにアルミの針金とケーブルを通し、イヤホンのガワを取り付けました。熱収縮チューブによる固定も同様。
適当なスポンジ状の緩衝材に穴をあけ、中央にエレクトレットコンデンサマイクを仕込みます。この緩衝材は某所から拾ってきたサンテックフォームの切れ端ですが、別に何でもいいです、ハイ。写真で見えるイヤホンのガワに開いている穴は、風が入ると嫌なのでホットボンドで埋めました。

細かい穴がたくさんあいているカバーを元通りに取り付けた後、防風対策としてイヤホン用のパッドを被せました。これでだめならさらに内部に吸音材を詰める予定でしたが、ひとまず問題なさそうです。

スピーカーは耳もとスピーカーを使う予定でしたが、帽体に合わせてみると厚すぎでうまく収まりません。音量の問題はアンプ側で対処できそうだったので、急遽ダイソーフラットヘッドホンに変更。もとに戻ったわけですね。位置の微調整ができるように両面テープ付きベルクロ止めとしました。

ヘルメット左側のフチに、アンプと接続するためのケーブルを接続するためのコネクタを取り付けました。

今回の作り直しで最後まで決まらなかったのがこのコネクタです。当初はスマートホン用の4極ミニジャックを使おうと思っていたのですが、ジャック/プラグが意外と高価だったのと入手性が悪いため破損したときに困りそうなことからボツに。電話用の6極4芯モジュラージャック/プラグはどうだろうと、延長コードと中継コネクタも用意して分解してみたのですが、電話用のケーブルは思ったより硬くて、ヘルメットとアンプの接続に使うとかなり邪魔になりそうなこと、中継コネクタは構造的な問題で思ったより大きいことから、ここに使うのは止めました。

結局、USB-Aコネクタ(メス)を使うことにしました。ミキシングアンプの電源用の5Vをつくるために昇圧回路が必要だったので、手っ取り早くセリアで「USBポート付充電用電池BOX」を調達してきたのですが、そこから部品取りしたコネクタが利用できました。
マイクのケーブルはこの小箱に直接引き込み、ステレオミニプラグにはスピーカーからのジャックを接続します。スピーカーはいずれ市販のヘッドホンに挿げ替えられるようにと配慮しました。(そんな日が来るとは思えませんが)
ちなみにガワはボリュームアンプのカラを切った貼ったして製作しています。

同時進行で、自分用のフルフェイスにも同様の装備を取り付けました。

マイクは適当なプラ製平板に埋め込んで、位置の調整をするために裏に両面テープ付きベルクロを貼っています。余談ですがこの白いプラ、元は耳元スピーカーのガワです。

コネクタもジェッペルと同様に処理。色を塗るなりステッカーチューンするなりしてもうちょっと見栄えよくしたいところです。スピーカーは近所のGEOで1000円弱で売っているオーディオテクニカのATH-EQ300あたりに変えてみようかと画策中。

あと一、二回でこの一連の記事は終了の予定。やっと完成したようです?