メガトライオーバルの取付

朝からよく晴れたこの日曜日、子供たちはばあちゃん家にお泊りでお出かけ、カミさんは仕事だったので、誰にも気兼ねすることなくお待ちかねのマフラー換装作業にかかりました。

錆びてるさびてるとずっと気になっていたノーマルエキパイはこんな状態です。
マフラーの怪しい染みはホントになんなのかよくわかりません。液体が上から落ちて垂れてきたような感じですが、バフで研磨しても落ちませんでした。

ボルティーのエキパイフランジをエンジンに固定しているボルトは、なぜか4本中2本がスタッドボルトにフランジナット、2本がフランジ付六角ボルトです。正面から見て左上と右下がボルト、左下と右上がスタッドです。すべてM6並目。普通はすべてスタッドボルトですが、パーツリストをみてもちゃんとこの構成です。なぜなんでしょうね。
ほぼ錆の塊と化しているので、数日前から入念に潤滑スプレーを吹いておきました。

エキパイのフランジを固定しているボルトナットを取り外し、ノーマルエキゾーストを取り外しました。見ての通り左側の車体下にくる部分の腐食はかなりのものです。左側だけは分離できる構造ですが、エキパイを締め上げているバンドのボルトが緩みそうにないのでこのまま外しました。

そして衝撃の展開へ。

動揺のためピンボケ甚だしい写真ですが、どこが悪いかわかりますかねぇ?
…ええ、やらかしました。ソケットレンチでトルクをかけていったら、ぬるっとした嫌な手ごたえ。
正面向かって右下のボルトがさっくり折れてしまいました(泣
あんまりにもお約束の展開にガックリです。

写真からはちょっとわかりにくいですが、折れたボルトはシリンダーヘッドから3mmくらい出ています。まずはバイスプライヤでつかんで回すことを考えました。
お恥ずかしいことにバイスプライヤは持っていなかったので、開店を待って近所のホームセンターへ。千円しない安物をゲットして急いでうちに帰ります。でも残念ながら、ボルトが削れて崩れていくだけで、全く回る気配がありませんでした。

こうなれば仕方ない。折れたボルトの中心に穴をあけて中に残っている部分を崩していくしかありません。手持ちのキリを充電ドリルドライバにセットしてゴリゴリ掘っていきます。キリが安物だったので何本か折ってしまいヒヤヒヤしました。まあまあなんとか穴が大きくなってきたところで抜きタップと行きたいところですが、流石にそんなものは持ってません。それによく見るとボルトのセンターから微妙にずれて穴あけしてしまっています。こりゃまずい。
リアルタバコを2、3本ふかして気持ちを落ち着けて、誰もいない休日の職場へ向かいます。ちゃんとしたタップセットを借りてきました。

穴はちょっとだけセンターずれしていますが、そのまま強引にφ5のキリで下穴をあけて、M6タップ加工してしまいました。タップ穴の右上に折れたボルトが残っているのがわかりますよね。エキパイのフランジはだいぶ穴径に余裕があるので、少々のズレならボルトも入るだろう、だめならフランジ側を長穴加工してしまおうというハラでした。ある意味ヤケクソです、ハイ。

ガスケットは新品を手配していなかったので再利用。いったん抜いて裏返して装着しています。もし排気漏れしたらその時考えるってことで。
ボルトはユニクロメッキの鉄製キャップボルトに、ナットはステンレスの六角ナットに置き換えました。キズ防止と面圧を稼ぐために平ワッシャをかましていますがこれもステンレスに。
ボルトをステンレスにしなかったのは電蝕を恐れたため。このような高温と雨水がかかるアルミめねじにステンレスおねじは使っちゃいけません。最悪の場合、アルミが腐食してスカスカになっちゃいます。そうでなくてもステンレスネジは焼きつきやすいので注意です。

どうしようもなかったエキパイのヘコミはここです。思っていたより下で、覗き込まないと見えない位置でよかったです。

エキパイ接続側からマフラーの中を見たところです。見ての通り直管構造で向こう側まで筒抜けです。
内側は緩やかなテーパーになって径が絞られ、パンチングメタルパイプに接続されています。パンチングメタルは圧入されているのか焼きついているのか、どうやっても抜くことができませんでした。
インナーサイレンサーはこの段付き部分に引っかかる形で固定されますので、ボルト止めなどは不要の予定。

マフラーを仮り組みして寸法取りし、インナーサイレンサーの切断寸法を割り出します。15mmカットしました。せっかく手元に文明の利器があるので、切断砥石を付けたグラインダーでさくっと切断。当たり前ですが鉄ノコに比べてあっという間に完了します。すごいぞ電動工具。

切断した面をマフラー側にしてエキパイに差し込みます。これ以上は入りません。

マフラーを繋ぎボルトで固定して完成です。
おおっ、やっぱかっこいいっスね~

エキパイフランジボルトの修理なんていう余計な手間がかかったせいで、この時点で正午。満充電のバッテリーを載せて道具を片付けたら子供たちを迎えに行く時間になってしまいました。
なんと午後は雪が舞う天気。試運転はまたの機会です。

(18507km)

コメント

  1. おーき より:

    期待を裏切らない展開でネタに困らなくていいですね(^^;
    早く爆音を聞かせておくれよ~、焦らさないでおくれよ~(^o^)

  2. kyu より:

    今朝も朝から雪で、市内で5センチくらい積もったとか。今週末も天気悪いみたいでまだまだ乗りだせないです。
    エンジンかければアイドリング程度でもエキパイはうっすらと焼けてくるだろうし、きれいに焼きたいからちょっとは乗りたいし、乗れないってことはエンジンかけるのやだし、っていう循環にはまってます。
    動画ねぇ。考えときます。

  3. おーき より:

    コッチは本日かなり暖かかったですね。夕方雨降りましたが・・・
    Dトラも冬眠から覚めてません(^^;
    先週満充電のバッテリーを載せ、エンジン始動を試みたのですが、目覚めの悪いDトラはバッテリーあがるまでエンジンかからず・・・一瞬火は入ったので暖かくなれば問題ないんでしょうが、今日は作業できずでした。来週持ち越しです。
    多分誰も気づかないイメチェン作業を冬の間してましたので、そのうちお見せできるでしょう。オク入手のPP製の中古激安サイドカバーをマキタのインパクトで夜な夜な磨いていました。PPも磨きまくって、塗装しないで再生できることがわかりました。

  4. kyu より:

    そーですかそちらも磨いてましたか。外装はもともとかなーり手が入っていたので、ちょっと変わっても誰も気づかないかも知れんスね。
    色は黒でしょうか、たぶん。
    磨き粉はなに使いました?
    # お誕生日おめでとーございます

  5. おーき より:

    オクでボロイの格安で落としたんですが、画面で確認できなかった焼けがひどくて・・・一皮剥けば何とかなるかなーとか思って240番くらいからはじめたんですが、焼けが深くて取れず(T T)
    ペーパーがけで完全フラット仕上げになってピカールで磨いても半つや消し・・・やっちまったかと思いつつマキタのインパクトに羊毛バフ?取付してソフト99極細コンパウンドでギュイーンとやったらぴかぴかになりました(^o^)どーもゼッケンを貼ってあったらしくそのアトが消えんのでステッカーペタペタ貼ってごまかしてます。ちなみに色はホワイト。
    #人のお誕生日なんかよく覚えてたね・・・

  6. kyu より:

    mixiみたらケーキのアイコンがついてたもんで、なにかなぁと。

タイトルとURLをコピーしました