GEN6は2010年製です。3Dプリンタ用制御基板としてはだいぶ古いものなんですな。なので今時の基板には必ず付いているヒーテッドベッドと冷却ファンの口がありません。
ヒーテッドベッドはデジタル出力1点とサーミスタ用のアナログ入力1点を使います。冷却ファンにはデジタル出力1点が必要です。増設用のピンヘッダにはデジタル出力2点が来てますが、アナログ入力はないです。
で、RepRapWikiのGEN6のページに、アナログ入力の増設方法についての記述が。要はジャンパを飛ばしてATMega644PAの足に入力ピンを付けてしまおう、ちょうど該当の足の近くに使っていないパッドがあり、パッドはRJ45コネクタにつながっているので、他に必要な抵抗とかコンデンサとかも一緒に実装してRJ45コネクタに挿す小基板を仕立てようというわけですね。
Wikiの回路図そのまんまです。部品の配置はちょっといじりました。
ちなみに海外では回路図中「4.7k」のことを「4k7」と書いたりするそう。ドットは視認性が悪いのでこうするのだとか。なるほど。間違えて47kの抵抗をわざわざ取り寄せて、ハンダ付けした後で気づいて直したのは内緒です。(おかしいと思ったんだ)
続いて出力側。デジタル出力は小電流しか流せないのでそのままではヒーテッドベッドもファンモータも駆動できません。FETやらトランジスタやらで受けてやらねばなりません。
ヒーテッドベッドは大電流が流れて危ないので、Wikiで紹介されていて実績のある Seven Switch をつくることに。
ノズルから射出した直後のフィラメントに風を当てて冷却を促進するためのファンはこれを。何からとったか全く覚えていないジャンク品。12V 0.08Aで□40のちっちゃな軸流ファンです。日本電産製。電流が大したことないので、手持ちの2SC1815GRで簡単な回路をこさえます。
ヒーテッドベッドと冷却ファンの駆動用基板は一つにまとめました。ついでに基板冷却ファン(常時回転)の口もつけてます。GEN6から渡り線だと端子台が燃えそうなので、12V電源は専用線を引きました。
配線図はmbeで検討。ユニバーサル基板でも便利に使えます。
部品調達はいつものマルツを利用しました。共立も検討しましたが独インフィニオンのMOSFET IRLB8743 が手に入らなかったのと端子台が大きくて送料がかさむのがわかったので見送り。その他はほぼ手持ち品を投入。
いつのまにやら自宅在庫部品がそこそこの量になりましたなぁ。
こんな感じで出来上がりました。
さあヒーテッドベッドを発注しましょう。
…ってか、もう入手済みなんですけどねww
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