カーボンリードバルブ

先週の話です。クランクケース内減圧バルブを教えてくれたクラブのひとに久しぶりに会ったので、あれはめちゃめちゃ具合いいねぇという話で盛り上がりました。
彼がニンジャにつけているのは強制減圧式。しかも効果の確認を定量的にするために、キーエンスのデジタル圧力計まで装備しています。セッティングの過程でバルブストッパーの曲げ角を変えてリフト量をいじってみたとき、リフト量を高くしすぎてステンレスのリードバルブが割れてしまい、代替品として2スト用のカーボンリードバルブ汎用品を使ってみたのだそうです。「結構あまってるんでよかったら使います?」断る理由がありません。

キタコのカーボンパワーリードバルブです。100×135mm 0.3mm厚で税込み\2520。高っ。汎用品です。
必要な分だけ切り取って残りはお返しします。

装着後、都合300km程度走行したきりだったのであまり気にもしていなかったのですが、開けてみてちょっとびっくり。結構汚れてます。オイルとガソリンの混ざった体に悪そうなにおいもします。このオイルに水が混ざると白く乳化します。乳化したオイルでバルブの動きが妨げられるとまずいわけですね。

バルブストッパーとリードバルブを取り外したところです。かなり油っぽいのがわかります。これだけオイリーってことは、エンジンオイルも減るのが早いのかな。オイルセパレートの仕組みを考えたほうがよさそう。それまではマメなメンテナンスで逃げることにします。

カーボンパーツって初めて扱ったんですが、カッターで簡単に切れました。穴開けはピンバイスで。周囲は600番のペーパーでバリ取りしておきます。固定側の角部面取は組立工程のポカミスよけと思われるので加工しませんでした。

内部を軽く清掃してもとどおり組立。冬支度でガソリンを抜いてしまいましたので、確認は春になってからかな。今日は一日ちらちらと雪模様でした。

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